あの世へのパスポートを使った父

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 大阪のギャラリー楓さんでの展覧会無事終わりました。
四人展でしたのでそれぞれの関係者さんも入れて大変多くの方々に見ていただき感謝です。
ありがとうございました。
しかし
この2週間は怒涛のごとくでした。
昨年暮れから入院中の父のことが気がかりでして始めの週も見舞いに行き、まあ、その時そんなに先は長くないとわかっていたので誰もいなくて父と二人の時に耳元で本当に父のおかげで幸せな人生をおくらせてもらっていることずっと、ずっと大好きだよとお礼の感謝の言葉を今伝えなくちゃという思いで話しました。

そして展覧会二週目の火曜日に一度ギャラリーに行って、ほんとは日曜に息子と又父のとこに行く予定してたから迷っていたのですが、画廊に日参するより父のとこに行こうと天井見てばかりで寂しいから折り紙と写真が飾れるモビールを作って
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又、前日頂いた沢山の紙おむつも持って京都駅に向かってるときに、兄より病院からすぐ来てくれと、連絡あったと。そして、新幹線でもうすぐ着くときに亡くなったと知らせがありました。
死に目には会えなかったけどとても穏やかな顔だちでした。病院から一度家に帰りたいだろうと仏前に。そして
次の日通やで1日金曜が告別式で本当に親族だけでゆっくりお別れをしました。

その間大阪のギャラリーに来ていただいた友人もありましたが大変失礼しました。

父は2月に入って99歳となり大往生でした。
母が亡くなってから自身の机の横に誰でもわかるようにクリア封筒に入れた写真があり
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あの世へのパスポート用として長い間ぶら下げてました。やっと使いましたよ。
あの世で母と再会して仲良くやっているでしょうか。

久しぶりにに姪や甥に、又その子供にあって長い間時間の流れを感じました。
でもこうして父の命が次の世代に繋がっていることを実感しました。

葬儀の次の日無事に搬出もでき、全てがちょうど上手く時間が流れてそれも父の愛情と感謝してます。

本当に長い間ありがとうございました。

by nobukoueda | 2019-03-04 11:47 | 展覧会 | Trackback | Comments(6)

Commented by YuccaR at 2019-03-04 13:07
お父様おご逝去を残念に思いますと共に、ご冥福をお祈り申し上げます。
何と準備の良いお父様。その穏やかな素敵なお顔!
最近まで運転やふつうの生活がお出来になったお父様は並みの方ではありませんが、
何よりノブコさんの活動を最後まで助けて下さいましたね。お父様の思いを受けてノブコさんこれからも一層ご活躍下さい。
Commented by nobukoueda at 2019-03-04 13:13
YuccaRさま~
早々にお言葉ありがとうございます。
99歳白寿までは中々ですが、晩年健康には大変気を使っていた父です。少しはみならわなくてはですね。皆さんが通る道を遅ればせながら私の番がきました。長い間子供役でいさせてもらったことには感謝です。もう甘えることはできませんがよい年なのでしっかりしなくてはです。
いつも見守っていただき感謝です。メッセージありがとうございました。
Commented by 丘の上暮らし at 2019-03-04 22:05 x
お写真のお父様のなんと穏やかな良いお顔。
良い子供たちに囲まれて良い人生を過ごされた人のお顔ですね。
別れは辛いけれど仰るように命、繋がっていきます。
ノブコさんのご活躍を見ていてくださいますとも。
早速モビールもつくられたのね。もう、言うことなしの幸せなお父様です!
素敵な長生きは人徳もあってのことでしょう。
Commented by nobukoueda at 2019-03-04 22:46
丘の上暮らしさま〜
ありがとうございました、
また実感は無いようですが、じわじわと父との思い出をゆっくり思い出しています。
いつも笑わせてくれる人がでした。
もう子供役はできない、甘えることはできないので
これからはやっと一人前に大人にならなくてはです。
これからやっとアメリカに想いを寄せます。
Commented by petapeta_adeliae at 2019-03-07 12:42
お父上のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。

私は「30歳を過ぎると人柄、今までの行いが顔に反映される」と
思っています。お父上の穏やかな表情に、ひとの話を聞くのが上手だった
のではないかと感じました。

母が亡くなって10ヶ月になろうとしていますが、呼んでしまうことは
なくなりましたが、バルコニーで母が髪を梳く姿がみえることがあります。

Commented by nobukoueda at 2019-03-08 13:13
ソーニャさま~
 本当になんということでしょう。私は自分のことばかりでソーニャさんのお母様が天国へ旅立たれたなんて少しも気がつきませんでした。もう昨年のことだったのですね。あんなに仲がよかったのに、さみしいことでしょうね。
 遅ればせながらお悔やみ申し上げます。ごめんね。きがつかなくて・・・

私は父は数えでは100歳ということで大往生です。それに長いこと離れて暮らしていたから実家には父がいまも普通にいるような気もします。いつでも会いに行けるような・・・
父は私が元気で動き回っていることを楽しんでいるようでしたので、私も今までのように笑顔でバタバタします。

ソーニャさんのお母様もとっても素敵な方でしたね。
ありがとうございました。
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