カテゴリ:本( 19 )

ギュンター・グラスさん・・・のこと

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ドイツのダルムシュタットにいたときに
古本屋で見つけてとても素敵で、ドイツ語はわからないけど
ぺらぺらめくって、その豊かな挿絵やドローイング、アート作品にびっくり
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彫刻の勉強されていたこと、今朝の新聞でよんで納得。
本を買ったときもドイツのとても有名な作家さんで名前は知っていたけど
「ブリキの太鼓」の作者とはそのとき気がつかなかった。
今月13日になくなったこと新聞にのっていたなあと。
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素描がとても好き
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彫刻作品も面白い。
イメージがどんどん広がってくる。

ドイツ文学者の池内 紀氏が「寓話性が生む社会への異議」として
ギュンター・グラス氏のことを常に社会に関与して軍備と平和をめぐり、活発に発言してきたと書いていた。

「ブリキの太鼓」って映画にもなってみたような記憶が
さて、本をさがして読んでみたくなりました。
by nobukoueda | 2015-04-17 08:20 | | Comments(0)

カダケスを想う日

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仕事前に少し時間あったので久しぶりに図書館に行ったら、北川健次さんの本を見つける。北川さんは有名な銅版画家ですが、本も出されていたのかと、モナリザのことが直ぐに読みたいわけではなかったが昨夜ゆっくり扉を開けてみたら、目次二項目は
停止する永遠の正午ーカダケス
と、あるではないか。
モナリザは置いておいて直ぐにそちらから読み始めて、あのダリのポルトリガトの美術館にいくまでの様子とか
教会のことなどカダケスの街の表現が鮮明に呼び起こされる。まるで詩的な映像をみているほどリアルで、小説家とか文章で表現できるとはこういうことかと。
ダリとピカソが一時期交流あったことは知られているがダリが幼い頃ピカソもカダケスを訪れてそこでキュビズムの作品を幾つか描いていること、そして、その後あのマルセル デュシャンもカダケスに滞在して、あの遺作の作品がカダケスのドアやレンガでできていることなど
とても興味深い話だった。
くしくも 昨日はカダケスから届き物が
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昨年カダケスでの展覧会中、もう一つカダケスで開催されていた版画展にも出していてそのカタログが作品とともに送られたのでした。
再びカダケスのあのなんとも言えない磁場を感じる地のことを北川さんのエッセイを通して再認識。
カダケスのある早朝、見つけた海辺へ向かう細い道の古びた家の塀の穴から覗いた世界があのデュシャンの遺作のレプリカを覗いたときのあの感覚と同じようだったのだと。
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カダケスを想った一日だった。

by nobukoueda | 2015-02-20 11:42 | | Comments(4)

楽園のカンヴァス

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もう一ヶ月以上前か、五月に実家に帰る時読もうと駅で買って
とても、内容が面白くゆっくり味わって読みましょうと楽しみにしていて、
京都に帰ったらバッグの中どこにもなくなっていて
父の車で荷物移動中、忘れたと思って探してもらったがないとのこと。

新刊だったし買ったばかりで悔しくてもう一度何処かで買い直すのも悔しいーと。
図書館で予約したら200番目?

先日、実家に行って車の助手席シートしたまさぐったら

あったー

早速続きを
こちらの作者、原口マハ氏はニューヨーク近代美術館でキュレイターの仕事された経験もありにて凄く美術に詳しく、リアルで専門的でありながらミステリアスな文章の展開でどんどん引き込まれて行く。

さて、来週からのうちわの展覧会の作品完成しなくてはなのですが

この本、読み終えるまでー

なかなかねー
by nobukoueda | 2013-07-05 10:26 | | Comments(4)

なぜメンケルは転向したか

母の日はやはり
母をおもってしまって
なんだか
ぱっとせず

ソファで1日本を読んだ
行きたい展覧会も今日までのもあったがなんだか来週搬入の作品のことが気になって
気になっているがその仕事も集中できずに
そこから避けるように
本をよんだ

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ーなぜメンケルは「転向」したかー
ドイツ原子力40年戦争の真実

ドイツが福島のあの事故の後、原発擁護派だったメンケルが反対派に転向しなんと3、11の4ヶ月後に原発を2022年までに原発全廃を決定した。

日本はいまでは海外に原発を輸出するとまでいっている
その違いはなんなのか
この本ではとてもわかりやすく日本とドイツの違いをたとえていた。
そして
日本とドイツのリスクと安全に対する違いを露呈した。
「木をみて森をみない」
 日本人は仕事を細部まで完璧に達成するあまり、「人命、安全」という根本を見失ってしまうと。命、健康は人生で一番大事なものであることを
 つまり目の前の1本1本の細部は見えているのだが全体像の森が目にはいっていない、
目先の利潤に一生懸命にはたらいて、過労死となってはなんにもならない。
 「木」は目の前の仕事であり「森」は自分の健康、人生そのものだと。

私だって一番大切なものは仕事より自分の、家族の健康、家庭、人生その時間だとわかっている。

リスクに対する危機感がドイツ人と日本人とはちがうのははっきりした。

チェルノブイリ事故はドイツ人に今もって恐ろしい脅威であるがそれが、ロシアだから・・おきた事故とおもっていたが・・高い技術の安全管理がしっかりしている日本でチェルノブイリ級の原発事故がおきてしまったことはドイツ人には信じられないことだった。もう原発に対する安全という言葉は消え、それは当時のメンケルの政治的戦略はあったにせよ、即決で原発廃止の道を選んだことはリスクに対する危機感がドイツ人は敏感であったということである。

ドイツにほんのすこし生活する機会を得てドイツ人の環境、エコに対する徹底した意識の高さ、年間30日の有給休暇があたえられ、子ども達は3ヶ月近くも休みがありそれは自然と家族と過ごす時間となり、休日はお店は休みなので家族と森や自然のなか、家で過ごす時間となる。

 そんな日常があったからこそ、なにが日常で大切かその日常を守るため原発廃止という答えをだしたと。

この本は今一度私に
ドイツでであった豊かな森
その森は美しいとただ鑑賞するための森ではなく人々が日常的に行き交う森
ウオ−キングして日光浴して遊び、休む森
その森の姿、
全体をみることを
森が人々にどんなにか大切なものであったかを
思い出させてくれた。
by nobukoueda | 2013-05-13 00:59 | | Comments(4)

ホワイトエレファント

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出光真子さんの本

まず、その美しいブックカバーの絵

だれのだろうと
名前をみたら

フランシス慎吾

ひょっとしたらとー

父はサムフランシスさん
母は出光真子さん

ワクワクして
扉をひらいた。


     出光さんにはじめてお会いした頃はまだ学生で出光さんはビデオ作家として活動されていた時だった。あとからあの出光興産のお嬢さんとうかがったけど、はじめての時から飾り気がなくて年下のものでもとても優しく接してくださった。

 この本「ホワイトエレファント」が出版されたときメールでお知らせいただいたのにすぐ本屋さんにいったがなくて後で注文しようとおもっていて・・いつしかで、ドイツにいってしまったりで。

 本は咲子という主人公の物語で小説というかたちをとっている。実業家の娘の女ばかりの4人姉妹の末っ子の咲子がアメリカにいってポールという画家と出会い、結婚して子どもを産む。そして。
 小説は咲子の幼い時のこと、それぞれの姉妹との関係、咲子の物語の中の結婚という生活の中で時間がリンクして語られる。
 自分の親との関係、姉妹との関係、オットとの関係、母としての親子の関係、
そこで描かれる咲子の女性性が
とても素直な言葉であらわされていて
自分もそうだった、そうだった・・と共感される所が多い。

1章 「ノー」と言えない

ここからはじまりこの「ノー」といえないことはまさに自分のことのようだった。

 もうずいぶん前だが、大阪で個展した時に、その会場はもう一つ小さなスペースがあり、他の女性の作家さんも展示していたがその日は先に帰られていて、最後までいて帰る時エレベーターのなかで何気なくそのギャラリーオーナーが

 「○○さんはえらいわ〜、夕食の支度あるからってちゃんと早くに帰って・・」

オーナーは決して私に向かっていっていることではないが
 私はそのとき、個展で大阪まででるのは朝からご飯の支度もして遅くなるからと頼んで必死というほどでもないがそれなりにがんばっていたつもりだが
 何もいう言葉もでず、ただただ逆に悪いことでもしたようにちいさくなっていた。

その後、あるとき何気なくそのときのことを出光さんにお話ししたら
本当に真剣になって
それはおかしい
ちゃんとギャラリーオーナーに抗議すべきだと・・・

私なんかの愚痴に真剣に答えてくれたことにびっくりしたぐらいだったが

私は何もその後もいうことができなかった。

「ノー」といえなかった咲子は
「ノー」といって自分の意思を貫いた。

その変わっていく人生がコラージュのように、それぞれの人間模様が重なって描かれている。

私の人生はどうだったか、まだ終わっている訳ではない。
まだ今からでも言えるはず、変わっていくことができるはず

最後はそんな勇気をもらった気がした。
by nobukoueda | 2013-05-10 07:05 | | Comments(4)

絵本

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最近お知り合いになってヨガの先生から大切な絵本をお借りした。

「あなたがもし奴隷だったら」

アフリカから新世界アメリカにどのように連れられたか,奴隷として,売られて農場で過酷な労働をして・・そんな黒人の歴史が絵本のなかで
 もし,この中の人物が自分だったらと,問いかけてくる。

口絵のコトバには
 他人の痛みや怒りが想像できたとき、
   心に「理解」が生まれる。
   心に理解が生まれたとき、
 ひとりでない自分を感じることができる。

そして,最後のコトバは
by nobukoueda | 2012-02-25 16:35 | | Comments(2)

雪の日はコーヒーでルナルナ

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朝起きたら雪だった。
土曜の朝はゆっくりだった。


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雪ふってて、なんだか買ってから中々読めなかった本
ルナルナが楽しい。
美術と旅行と版画と本
すきなことがつまっていた。

雪でどこも出かける気はしなかったけど近くのコンビニで立ち読みした本、
「「なぜ、あの人は整理がうまいのか」
これを読んで・・念仏のように唱えながらゴミ袋にすてていった。
「いらないものは捨てる、いらないものは捨てる・・・」と
いらないモノに囲まれているのは負のオーラ
運気が下ると・・・

この本の負のオーラのすべての項目に当てはまる私
唯一はパスポートと保険証はすぐ出せる所はOK
今までの人生、負のオーラと運気は下ってばかりらしい、
あまり自覚はない
これで物をなくしてすっきりきれいにしたら
正のオーラともっと・・もっと運気があがるらしい
おそろしくな~い?
by nobukoueda | 2010-02-07 00:01 | | Comments(2)

風邪の夜は本と玉ねぎ ベネシアの京都里山暮らし

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昨日は一日ダラダラしていたのですが、夕方出る元気も出てきて薬を買いにいって、ブックオフで前から買おうと思っていた本みつけました。
「べネシアの京都里山暮らし」

こんな日は早くベットにはいってミステリーか、恋愛小説でも買ってゆっくりベットタイムをとおもってたのですが、今どんな本が面白いのかもよくわからず、と思ったら、べネシアさんの本があったので。
べネシアさんは大原にすんでハーブを育てて素敵な暮らしを提案されています。

そして、カラーラのkazukoさんとこのブログで夜中に咳が出るときはたまねぎを半分に切って枕元においておくと咳が止まります。・・・・というのを読んで

ちょっとどうかしら・・とおもいながらやってみたら
なんと 1昨日はあんなに咳でていたのに 一度もでなかったのです。
まあ、薬が効いていたこともあるかもしれないけど
すばらしい!

オットさんもちょっと心配してくれたのか(悪いと思ったのか)帰りに大量のお惣菜と薬をかってきてくれました。
(おそい!・・・つうの)

そうそう、べネシアさんはハイビジョンと衛星放送では土曜日の11時から「猫のしっぽ カエルの手」という番組にでています。ご主人が写真家さんなのでとっても美しい大原を紹介してくださっていますよ。

さて なんとか 元気になったので次の搬入の小品完成しなくてはです。
by nobukoueda | 2009-12-12 08:25 | | Comments(4)

木と人はつながっている

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以前 知人の彫刻家のところで知った1冊の本

フィンランドの「もっとも美しい本」賞に輝やいたらしい。

目次に
 1神話の森に
 2森の精霊
 3木と人はつながっている
 4カルシッコ
 ・・・
 
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カルシッコとは人が亡くなったときそのイニシャルと生年月日を松の木に刻む

長い時をかけて築き上げられたヒトと木との絆

亡くなるとその木を通ってあの世に行くのだと

カルシッコの森はすごみがある。

どのページを開いても写真と文章とのレイアウトが違い美しい。

もう1冊 面白かった本
by nobukoueda | 2009-09-15 17:05 | | Comments(8)

賢治の学校 宮沢賢治の本

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 以前素敵なブログで賢治の本を紹介していた。
 私も同じ本、パロル舎の賢治絵本10巻を出た当初、知人がその出版社関係というので求めた。

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 「雨ニモマケズ」

このシンプルな木版画がいい。
みな、挿絵は小林敏也氏 銀河鉄道のペン画のようなタッチも迫力あり。

丁度火曜日に例のビスクドールの人形作家さんが「賢治の祭り」に来るというので一緒にでかけた。

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烏丸夷川通西の町屋のアートステージ567にて

知人のフォークシンガーの阿部ひろ江さんがうたうというので。
賢治は歌もたくさん作っていたとのこと
いつもの彼女の持ち歌とは違うのでちょっとぎこちなかったけどどこか加藤登紀子さんを彷彿とさせるいい声だった。
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賢治の世界を愛する 志摩さんという方が賢治を朗読された。

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すばらしい朗読
朗読も一つの表現であると感じる。

夜は映画「賢治の学校<宮沢賢治の教え子達>」(種山ヶ山)を見た。
 もう、なくなられたけど直接賢治に教えてもらった人たちの賢治の教えが生き生きと語られるドキュメンタリー
 賢治は楽譜も台本もわたさず、じかに口伝えで歌や劇を教えた。
70年ぐらい前のことを老人たちは昨日のことのようにせりふや歌を口ずさんだ。
70年たっても消えない教えとはなんなんだろう。

9月21日は賢治の命日とのこと。
又、ゆっくり絵本をよんでみよう。

途中でおいしいものも
by nobukoueda | 2009-09-10 11:05 | | Comments(4)