非現実の王国で

昨日はアクセスビューのワークショップおわってから、急いで帰って、ご飯してから久しぶりの映画といっても、連休はいってジョージ・クルーニーの「フィクサー」見たんだったけど。
みなみ会館まで「非現実の王国で  ヘンリー・ダーカーの謎」を見た。


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http://henry-darger.com/

以前東京の原美術館にて展覧会あり、そのころはじめて知ったのだが残念ながら本物を見ていない。
本物の作品一つも見ていなくての映画の中でのヘンリー・ダーカーの作品は
やはり、全体像としては中々で、いつも細部をあるいはアニメーションの形での映像は
見る側からは欲求不満なところがあったが・・

しかし驚いた。
掃除夫として普通に働き、ほとんど人と交わらず、40年間自分の部屋で自分だけのために描いた膨大な絵、創作した小説15000枚、
ヘンリーの部屋は非現実、彼だけの想像の世界でいっぱいあふれている。唯一非現実のその世界では王様、王国の主になれる。

死後、はじめて、扉を開けた大家さんの発見でその仕事があらわれた。
アウトサイダーアーテイストとして語られるが、けっしてかれは知能障害とかあったわけではない、ただ正規の美術教育をうけていないだけ。
だが、その不幸な過去の体験や、ほぼ引きこもり状態の生活などからアウトサイダーとよばれるのだろうか。
が、独自にコピーする技法やコラージュなど発見、駆使して描く。
が、その美しい色彩感覚は持って生まれたものだろう。

早口なナレーションを読むのに必死で中々ヘンリーの絵を細部までじっくり見るところまで行かなかった。
が、まだ胸の下に重くどっしり映像が焼きついている。

是非是非、本物をじっくり見てみたいものだ。
by nobukoueda | 2008-05-12 23:12 | 日々日記 | Comments(9)
Commented by daikatoti at 2008-05-13 07:13
映画になっているのですか。私も以前。美術館にある本屋さんで、この人の本をみて、衝撃を受けました。 死後、大家さんが発見したんでしたよね、発見した人が価値がわかる人で、ほんとによかったとおもいました。でなければ、捨てられていたことでしょう。
Commented by nobukoueda at 2008-05-13 09:00
>daikatotiさま
 大家さんが日系人のステキな方で本当にこの方の力だったと思います。死後何年がそのまま保存されて美術館のように一般公開されていたのですが、残念ながら取り壊されて、でもその部屋の映像はすごい迫力で本当にこの世界でしか生きられなかった人だと。
Commented at 2008-05-13 10:40
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by syumoku at 2008-05-13 10:49
40年間描き続けることができるって、すごいよね。私も描いてると、もっとこうしてとか乗ってくるけど、それに入る前とか、買い物行かなきゃとかなかなか時間がとれないものね。

久野さんの行かれたのですね。ご本人に会えなかったの残念ね。
奥様はお元気なのかしら。
作品は 以前の作品の回顧展みたいに見えたけど?
Commented by nobukoueda at 2008-05-13 11:05
>syumokuさま
 どこにも発表しないでただ自分のためだけに作り続けることがすごいなあと・・・
 久野さんの奥さん?私の知ってる人かな?ほとんど来てなくてはじめとおわりだけみたいでした。名古屋やほかでやったのらしいですが、私ははじめただったのでまあよかったけど・・・
Commented by nomadflower at 2008-05-13 17:24
最初に彼の絵を見た時は特別な感動を抱かなかったんですけど、
2回目に見た時に彼の色彩感覚と、想像力のち密さに驚き
この映画で今まであった謎が解けたって感じがします。
東京は新橋でアールブリュット展がそろそろ始まるので、
これは行かねば!!
Commented by nobukoueda at 2008-05-13 22:20
>nomadflowerさま
 アールブリュット展も京都のギャラリーでもやっていたのですが、興味深い作品ありましたが、わたしはこのヘンリーダーカーの作品はちゃんとした物見てないので是非是非今度あったら見に行きたいです。
ヨーロッパのアールブリュット美術館を友人がみにいって、このヘンリーの作品にココロ打たれたといってましたよ。
Commented at 2008-05-14 06:55
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by nobukoueda at 2008-05-14 08:08
>鍵米さま
 了解です。
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