手紙随筆

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個展の案内状をだしたらすぐに返事のお便りがきた。
いつも素敵な墨の自筆の手紙と封筒には絵がえがかれている。
そしてもう一つ手紙随筆として最近の事がパソコンというよりなんだかワープロで打ったような感じでもあるが添えられていた。

そこに数日前にみたNHKの「ハートネットTV・掃除作業と画家人生・捨てられたものを描く」という番組についてかかれていた。
私もそれはたまたまチャンネル変えたときやっていて少しみる事できて、とても印象に残っていたものだ。
その主人公の画家ガタロさんは掃除夫として働きながら掃除道具の置き場をアトリエとして借りていて、拾ったゴミの中からクレヨンや鉛筆やらすべての画材はそろっていてまた拾った紙に自分の掃除道具のトイレブラシとしぼったぞうきんを描いていた。私はカレの経歴はわからないがその重みのあるぞうきんのデッサンには思わず見入ってしまった。随筆にも同じような感想が書いてあった。
 その便りをくれた名古屋近郊の「おぶじぇはうす」のI氏も美術の表だったところにはあまりでてこられないようだがその作り続ける精神はよく似ている。
 私も早速ゴミで捨てようと思った版画紙の端っこでコラージュしたはがきに返事を書いてだした。

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そう、今朝の日記はこのゴミ箱から拾った版画紙ハーレミューレの切れ端のコラージュではじまったのだ。
 
 今日は午後から東北からの作家の交流会やら、震災テーマの展覧会と色々画廊もまわったので日記に書く事はいっぱいあるがまだこれから。
 
 福島や仙台からの絵描きさんがまだちゃんと絵を描く事ができないといわれた。ましてや現場でスケッチしたり震災の事を絵にする事はもちろん、いろいろなニュースにも写真もみるのは辛いと。
 震災後は火葬場もたりなくて、ゴミ焼却場よりも酷い所で火葬されたと、震災後すぐにご主人をなくされた絵描きさんもドラム缶のような火葬場でしか埋葬する事ができなかったと。
 
 私はずっと自分の作品の意味を考えている。

 
by nobukoueda | 2013-03-16 23:54 | 日々日記 | Comments(7)
Commented by daikatoti at 2013-03-17 09:45
最近テレビ見てないので見逃しました。再放送あったらみたいな。
ちょっとヘンリーダーガーみたいですね。
捨てられてるものって私も惹かれます。
Commented at 2013-03-17 12:45
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by nobukoueda at 2013-03-17 20:50
totiさま~
小さな倉庫のようなアトリエはとても興味深かったですね。番組は、画家としての視点というより、人間性に重点おいた感じでしたけど。しかし、まあ我が家の場合少しは捨てる方向にいかなくてはゴミ屋敷になっていきそうです。
Commented by nobukoueda at 2013-03-17 20:54
鍵コメさま~
ありがとうございます。中々言葉で伝えることできないので、やはり作品にたくします。
Commented by emilia2005 at 2013-03-18 02:25
ちょっと例えが適切ではないかもしれませんが、冷蔵庫が食材で満タンになっている時より、買い物に行く前日の献立のほうが、ちょっと気がきいていて面白い献立になったりしませんか?手持ちの駒の少ない時のほうが、脳味噌をぎゅっと絞って考えるからでしょうか?^^
Commented by nobukoueda at 2013-03-18 06:37
>エミリアさま〜
確かに冷蔵庫食材の話はほんとうですね。それはいろいろな所で脳みそをぎゅっと・・・という行為は確かにありそうです。なかなか作品も決まらないとき期日が最後になってくると脳みそさんはぎゅっと絞ってくれて答えをだしてくれます。が、いつもはなかなかしぼれない。
Commented by nobukoueda at 2013-03-18 07:04
私の一言
 被災地にちょっといったぐらいでそれを作品にする事は現場の方々、
 被災された方にとって逆なでするような行為、ほんとうに何もわかってないものが描く事が許せないかもしれない。
確かに中にはそんな作品もあるだろう。
が、現地の方はいわれた。
ここでみた事をかえったらみんなにつたえてほしいと。
外のものは外のものの視点で見た事
その思いをそのとき心が揺り動いた事、それが何だったか・・を作品にする。

そして、そこには現実を超えて未来にむかって私達の希望光を感じるような形で
作品を提示したいと。
作家のエゴや傲慢があるかもしれない。
が、
それが今の私だから、自分が出来る範囲の事をするしかない。

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