ドイツ177−St.Margarethenオーストリア彫刻シンポジウム
半年のドイツ滞在日記をかなり遅れてアップしています。
8月末にウイーンのセントマルガレーデン彫刻シンポジウムの彫刻公園を見に行きたくその産みの親といわれるプランテルさんの所をお訪ねしての1日のパート3です。
プランテルさんのご自宅で素敵なランチをごちそうになったと、すぐ前のレストランを改築されたアトリエを拝見する事に。
中はとても広く
また至る所にカールさんの彫刻が置かれています。
そして住居部分は今は娘さんのカテリーナさんが絵画のアトリエとして使われています。
とても広くて羨ましい環境です。
お庭も広くこれからどんどん改築されてこちらもカールプランテルさんの美術館のようになりそうです。
それからこのプランテル家からウタさんの運転で彫刻シンポジウムの作品がならぶサンクトマルガレーデンに連れていってもらいました。
丘の入り口には石造りのりっぱな建物がありこのときはカールさんの息子さんご夫婦の企画のダンスのワークショップがあり丁度気功のワークショップをしているときでした。
中にはいくつか小部屋もありシンポジウムのときはレジデンスとしても使われていたのでしょうか。
そして、この建物の奥の丘を登っていく所々に石の彫刻がおかれています。
ほとんどの作品は1960年代のシンポジウムの時の作品です。広い丘の中にポツンといろいろな所にあるので案内していただいてとても助かりました。そのつど作家名も教えていただくのですが覚えきれません。ヨーロッパをはじめいろいろな所から参加されています。
こちらは日本人吾妻兼治郎氏の作品
こちらはカールさん作品のまえで、カテリーナさんもあとからこちらまで駆けつけてくださいました。
まだまだあるのですが、一番みたかったのは
紹介してくださった山本哲三氏はじめ日本人の彫刻家のグループの(藤原真氏、山口牧生氏、広瀬隆夫氏,庄司逹氏)作品ですが
行く前からウタさんとカテリーナさんが本当に何度も残念にお話しされていたのですが彼らの作品は石切り場の断崖を作品化していてその前にレストランが出来て近くにいってみる事できないという事で当時何度も反対運動されたようですがレストランが建設され、また現在は封鎖されていましたが、そのフェンスから見る事できました。
そしてこの岸壁に彫刻したさ作品はこのマルガレーデンの丘の大地から
太いラインが彫刻されてそれがこの石切り場の岸壁に続いていたのです。1970年のことです。
もう40年以上の前の事でこの地の作品のいくつかの作家はもうこの世には存在されません。
しかし、
このサンクトマルガレーデンの作品は風化されながらも厳然と大地にたっていました。
それからまたさっきのレジデンス Bildhauerhaus(彫刻家の家)にもどったら、息子さんセバスチャンの奥さんがお料理を作っていて食べていかないかと誘ってくださいましたが、もう帰る時間です。
ウタさんにまた今度はNeustadt駅までドライブ送っていただき
充実した1日、カールさんの彫刻、ウタさん、カテリーナさんのおもてなしに感謝
もうすぐお別れと思うと
しんみりしてコトバもありませんでした。
大変お忙しいなか1日色々案内していただき本当にすばらしい1日でした。
ありがとうございました。
ホテルにもどって夕食は近くのウイーン地元のレストランに
魚の上にチーズたっぷりと
ウイーン風シュニッツエル、もちろんビール
店内は静でしたが安くておいしかったです。
by nobukoueda | 2012-12-15 12:27 | ドイツ便り | Trackback | Comments(2)
一辺で支えられている石はパランスを取って立てられていますが、
クレーンを使っているんでしょうが、どれだけの時間を
費やしたかと聞いてみたいですね。(笑)
ミャンマーはほんとすごいですね。自然が作ったもので、すごいバランスで、神の力としかおもえないですが。
こちらはおそらく太い心棒がはいっているとおもいますが、それでも自然に一番バランスのいいところで自然の力にそってやっているのでしょうね。
昔は3ヶ月とか長い時間皆共同で生活し制作したシンポジウムがありましたが、今はすくなくなりましたね。