森の朝 ー PRAY
京都府庁の旧本館野外展がはじまっている。
昨年の作品を出すつもりだった。
芽生える家
そして
地震がおこった
津波もやってきて
そして・・・そして
信じられない出来事
放射能の恐怖
この芽生える家の下の木は昨年は白い色だったけど、
地震が起きてからの連日の衝撃的な新聞や、そのコピーをどんどんコラージュして
爆発シーンも
連日、新聞のも見出し文字はいつも特大だった・・・「濁流1分・・・」
破壊された家、町、そこからもきっとあたらしい双葉は出るはずだと
希望の双葉が・・・
この悪夢のような現実には甘くて軽い絵空事のようにさえ思える。
こんな作品では・・・きっと・・東北の人には見たくもないものかもしれない・・
でも
このときは何か
刻まなくてはおれなかったのだ。
この現実を忘れないためにも
忘れたくても忘れることはできない
先が見えないぐらい
今も、この先ずっと続く
でも
私はやはり
信じている
家から
街から
大地から
新しい双葉がきっと出てくることを・・・
by nobukoueda | 2011-03-29 21:41 | ノブコ・ウエダ出品作品 | Trackback | Comments(4)
“家から 街から 大地から” ひとの心から
素敵なコメントありがとう。
「希望」とか「夢」・・・というコトバはちょっといままでは気恥ずかしいぐらいだったけど、今はそのコトバに本当にすがっているぐらい、祈りをこめています。
そして
人の心からも
新しい双葉がでてくるんだよね。
いつもなかなかパーフェクトで作品も展示できてないです。
今回は白いままの木では何かちがうなあと・・・
赤ちゃんかわいかったよ~
もう、本当にバアバの心境でした。
体全体がコラーゲンのかたまりのようでしたよ。^^;