路地裏探検隊 奈良編2
ならまちを歩いて元興寺にやってきました。
メンバーの中にはスケッチブックにササーとスケッチされる方も
お寺自体は地味な感じですが、
本尊の阿弥陀如来さまは小さなものでしたが、両方に座られた僧侶の木造が名冠か立派な彫刻です。
寺の周りにはズらーとお地蔵様が並び
反対側には
これまたたくさんのお地蔵様なや灯篭がならびます。
お地蔵さんで造園されているようです。
カエル石や
元興寺講堂敷石(奈良時代)もあり。
そして、宝物殿らしき建物の中には
仏さまはじめ
聖徳太子像やら
美しい木造彫刻です。
ちょっとした坪庭には鬼の置物が・・・大事なところに5円玉が・・・
ゆっくり元興寺を見た後はならまちを駅に向かって
こんな路地裏にひかれながら
しばらく歩くと
最後の目的地
ギャラリー勇斎さんへ
友人の造形作家植松美早さんの展覧会です。
あいかわらず、とても精力的です。
白い布をいくつかコラージュ風につないで2畳のお茶室ができています。
廊下には布のコラージュ作品が並んでいます。
実は今回私たちに特別、裏の本格的なお茶室でお茶をたてていただけるということで
2組に分かれてまずはこちらで手を清めてから
中では作家自らお手前をしてくださって
実はこちらのギャラリーは昔勇斎という名前の漆作家さんの家であったのです。
こちrのおなつめも勇斎作、正倉院の文様からです。私が以前模写した鳳凰もにています。
お盆もすばらしい文様が金泥でえがいてあるのですが、光って良くわかりませんが。
こちらの菓子器もすばらしい漆です。
古いものですが、とても大切にされていたので状態は新品のようです。
隣の部屋には
なんと室町時代の像が・・・
残念ながらボケてしまいました。が
奈良はお寺だけでなく普通の家までも国宝級でした。
奈良は京都からは特急電車ですぐですが、私は急行でのんびり竹田で地下鉄と連結しているのでそのままでちょっとした小旅行気分の1日探検隊はとても有意義でした。
by nobukoueda | 2011-02-07 20:44 | 京都アートカウンシル | Trackback | Comments(4)
お茶をいただくことひとつとっても、お盆も菓子器も大切に使い込まれた本物。古都の美しさは深くて、見ているだけでも落ち着きます。
京都より奈良の古さのほうがちょっと親しみやすいような気がしますね。
こちらのギャラリーは由緒ある漆の家系にて本当に国宝級がずらりと。しまっていてもしかたないので、もっと皆さんにみてもらおうと・・・ということでお招きいただきました。こういったことがとてもうれしい年になりましたね。
奈良の散策だけでも羨ましいのですが、それにこんなおもてなしが
合わさると、得がたいイベントですねー。
御茶席といい、漆器といい、手数と時間が感じられるものばかり。
それを使わせてもらえる。
今は、文化財として見るだけ、しまっておくだけ、の道具が多いので、
その気持が、本当に素晴らしいですね。
物も人も、本当の意味で豊かな土地なんだなと思います。
私も、暫く行っていないので、今度は奈良に行きたいと思います。
まあ、京都もそうですが、戦災にあってないということは本当に古いものが現代にいきずいていますよね。
奈良の町屋もどっしり落ち着いていい感じでした。
そうよ、今度は奈良をゆっくりいらしたら素敵ですよ。
お寺だけでなく町歩きしたらいろいろと発見しますよね。
今回は奈良では何もおいしいもの食べなかったけどきっといろいろありますよ。
私にもお声をかけて~ね。