御所でお茶会

春は桜のときに植物園にて野点のお茶会を
そして秋は今回は御所(京都御苑)の九条殿の中の拾翠亭茶室
 
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こちらからはいります。
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紅葉がいいころです。
 建物も古くてすばらしいですが欄干から広がる池の景色がなんとも
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思わずすばらしいと声があがります。
 
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まずは2階にあがって先に下鴨茶寮のお弁当をいただきます。
今回はフランスからのお客様とNY在住の方などもいらして国際色豊かに話題もはずみます。
その後隣の2畳ほどの本格的な茶室にて濃茶をいただき、また1階の広々とした和室では薄茶をいただいての秋の茶会でした。あいにくのお天気でしたが、たった一服のお茶を楽しむのにこうして集まり、庭や風景をめでて建物からお軸、そして一つ一つのお道具をじっくり拝見するということはまさに日本文化を体感、豊かな時間でした。



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お茶の前にお弁当でした。

 
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こちらが本格的な茶室で、このにじり口から入りますが、その作法も教えていただきました。
 
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薄暗く床の間だけ電気がついてましたが昔はこちらも行灯かなんかでしょうか、
 
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栗蒸のお菓子をいただき
 
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今回は男性のお茶をやっていえる方のお手前にて

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なにしろ薄暗く、2畳ほどの茶室に8人が入ってでしたが、その空間の持つなんともいえぬ緊張と魅力ある場の力、秀吉の時代から国を動かす密会の場と化すのもわかるようです。
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 お薄はひろびろとしたところですが、このお軸の書が絵画としてみてもすばらしく感動
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しとしと降る雨がいっそう日本の美しさを引き立ててくれていました。

by nobukoueda | 2010-11-24 12:06 | 京都アートカウンシル | Trackback | Comments(12)

Commented by mi-mian at 2010-11-24 12:34
こんにちは〜*
うわ〜、御所でお茶会だなんて風流です〜
しかも、紅葉も美しい時期だなんて素敵ですね〜!
お茶、学生時代にちょこっとだけ部活でやってました。
でも、普段はほんとにいい加減で。
1ヵ月に一度、裏千家の茶道の先生がいらっしゃる日は
ほんとに緊張した思い出が^^
懐かしいです。
Commented by nobukoueda at 2010-11-24 14:35
>mi-mianさま
 こんにちは~
いつもありがとう。
本当に今一番美しいときでした。
子どものときから家で商売していたから日に何度もお抹茶はいただいていたのですが、わたしもほとんど正式に習ったことなくいつもいい加減なものです。おどろくなかれ、このフランス人は気合いをされていて、正座もしっかりでしたが、私はすぐにギブアップ。
 でもだんだんお茶のよさがわかってきて、もっとちゃんと知りたくなりました。
Commented by yasiyasi5884 at 2010-11-24 15:36
和式の美ですね。
雨がまたいい雰囲気ですね(^^)
Commented by petapeta_adeliae at 2010-11-24 22:33
雨が降っていると気が重くなるものなのに
こういう場での雨って素敵ですね。
異国が正座するとお尻と踵がつかないのが
多いのに皆さんきちんと正座されていることに
んっご立派です。
茶室の入り口がなんでああなのかずっと不思議で、
かといって聞いたこともないのですが何故か
ご存知ですか?
Commented by at 2010-11-25 04:20 x
すごい、、、なんというか、さすが京都。 本物ですね。
紅葉のタイミング、雨の風情、異国の方のたしなみ、どれをとっても、豊かですねぇ。
正式な茶会は、一日をかけて催す、最高のおもてなしなのですね。
こんな茶会にゆったりとした心持で参加してみたいものです。
まずは、その時間をゆったりともたねば・・・ですね。
久しく御茶席とは縁遠いです。

にじり口は、偉い方も、等しく頭を下げるためだったと思います。
武士も刀を外さないと入れないように、とも。
狭い茶室の空間を、小さく入ることで、広くかんじさせる演出でもありますね。
Commented by nobukoueda at 2010-11-25 13:43
>yasiyasi5884さま
 あいにくのお天気と思っていたけど、
このぐらいの雨はしっとりおちついて
思えばいい感じ・・・でした~
Commented by nobukoueda at 2010-11-25 13:51
>adeliaeさま
 おそくなってすみません。
 京都はしとしと雨がにあう町かもですね。
 にじり口・・・(漠然としたわかってなかったので調べたら)
 なぜこんな入りにくい構造になっているのか。それは茶室が外とは別の世界という考え方があるから。外のけがれを躙口を通ることで落とす、地位・身分の高い人でも頭を下げさせる、という目的で作られたもの。武士は刀を差したままでは入りにくくなっている。
空間演出という効果もある。部屋自体は小さな茶室だが、躙口を通って入ると高さと奥行きを感じることが出来る。戸を閉めてしまえば壁となって別世界の完成というわけ。ちなみに特に位の高い人には障子や襖の貴人口(きにんぐち)という出入口が設けられていることもあるが、やはり通常より低めに作ってあることが多い。

ということでしたが、確かに普通に入るより、屈んではいる方がよりいっそう狭い茶室を大きく感じるし、外の空間との違いをはっきり感じますね。ドラマができるみたいな、ここから物語が始まるような・・・

機会あればぜひ京都の茶室で一服しましょうか。
Commented by nobukoueda at 2010-11-25 13:57
>頼さま
 ん、なんと、すみません。頼さんがしっかりコメントしてくださっていましたね。さすが建築関係!

 お茶会も着物着てまでしっかり準備して行くだけの心構えはゆったりした時間がないとなかなかですよね。若いときはよさがわかりませんでしたが近頃はすごいなあと・・・
次回はぜひ京都のどこかでお抹茶しましょうよ。
Commented by kaede-natural at 2010-11-25 16:25
こんなすばらしい景色を見ながらお茶会だなんて~。いいですね!
外人さんがお茶を飲む姿というのもなかなかいいもんですね。
私は大学生の頃友達にお茶会に誘われ行ったのですが、
和菓子を食べる時に使う懐紙を持っていくことを知らなくて、大変恥ずかしい
思いをしたことがありますよ。正座も途中ギブアップで全く風情の
かけらもない人間だとその時思いました(笑)
でもそろそろこういうことがわかる大人にならなくては、と思うのでした。
Commented by nobukoueda at 2010-11-25 23:13
>kaedeさま
 私もこんなところが御所の中にあるなんて全然しりませんでした。
 江戸時代からの古いとても立派な建築でした。
 お茶の作法も私はいい加減ですが,この会は懐紙なくても平気で自由に飲んで楽しんでいます。
 でも私も近頃やはりまともにちょっとお勉強しなくてはとおもっているのですけど。
Commented by at 2010-11-26 19:39 x
nobukouedaさま、いよいよイッセーさんの京都公演ですね。
楽しんでらしてください!
Commented by nobukoueda at 2010-11-27 13:38
>頼さま
 とうとう行ってまいりましたよ。イッセーさま!
舞台で着替えているお姿がなんとも印象にのこりました。美しいお背中が・・・
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