京都府立植物園 アクセスビュー

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今年初めての白い彼岸花
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秋の白い花
あいにくの雨の日だったけど 雨の中で見られる色や空気を感じる

視覚障害の方と一緒にアートを楽しむ会 アクセスビューの企画のアートピクニックは雨の日でも行われたが、
まずは一緒に参加する友人と
近くの知り合いの息子さんがフレンチレストランを開いたというので
一度いってみたいと出かけてランチを

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パンも自家製、石釜をもっているようで天然酵母のパンなど、かぼちゃのスープはハンバーグランチのモノで

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えびとなすのパスタランチと半分こ・・・両方たべてみたいという発想(外国ではほとんど見かけないからお行儀わるいのかしら)

お店の名前は MONTA レストラン・モンタ (左京区上高野℡075-722-1711)
大原でご両親が工務店されているので、店内は和風のウッディな感じがただよう、ランチはこれで1000円でボリューム満点、後でコーヒーは200円なり。気取らないビストロというか、トラットリオ、イタリアンだったかしら?また是非いってみたいというお店でした。
 実は大原に新しくできたパン屋さんとは兄妹でして、若い二人ががんばってやっているのはとても好感もてました。

 さてさて
ランチ済ませての アクセスビューは雨にもかかわらずあわせて28名というたくさんの参加者で園内をまわるのは視覚障害の方がはいって3,4名のグループでゆっくり園内をアートだけでなくもちろんお花なども鑑賞ということで

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ちょうど若い作家さんもいらしていろいろ質問したり

もちろん私の作品も見ていただきましたが、おしゃべりすることに夢中で写真はとれずでした。
 
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でもほかに今回も協会以外の招待作家として若い作家さんに出品してもらいました。
大きなものです。

その後園内の休憩室で(ほんとはお天気だったら 大芝生の上で楽しくピクニック気分でしたが)テータイムにかわいいお菓子がついて、みんなでいろいろ感想言い合いました。

こういった時間を持つことが大切なことなんだと・・・
私とご一緒したMさんは細かいところは見えないけど普通に歩くには大丈夫な視力があるとのことでした。
でもご一緒して時々の作品に対しての質問とか感想をお聞きしているととても鋭く、感性豊かな方で・・

物を見るというこ・・・見る力と単なる見えるということとは違うということ
視力が普通にある人でもぜんぜん見えてなかったり
弱視、全盲であってもしっかり見ている、感じている、理解しているということ。

傘をさしていて 小鳥の声が聞こえてきたから雨がやんだと伝えてくれたAさん
それは本当に自分が雨がやんだと感じたと同時だったと伝えてくれた参加者の方。

金木犀が近くにあると一番早くにわかっているのは視覚障害の方たちだった。

私は視覚障害の方の見るということは触れてもらって、作品も触って初めて見るということが体験できると思っていたが、
 見るとは触れなくても、コトバで、あるいはそのときの空気、雨だとか、さえずり、ざわめき、におい、そしてそれまでにそのヒトの経験や育ってきた感性がモノを見ることを可能にしていると。

終わって帰り道、ちょっと疲れてどんより曇り空でしたが気持ちはとてもすがすがしい気分でいっぱいでした。

次回は大阪で12月19日ルーシー・リー展の鑑賞ツアーがあります。
詳しくはミュージアムアクセスビュー

ルーシーリーは見過ごしたのでぜひ見てみたいです。

by nobukoueda | 2010-10-04 11:10 | 展覧会 | Trackback | Comments(10)

Commented by woodstove at 2010-10-04 18:30
nobukouedaさん こん**は~。。。 
キチンと見ているようで、全然見ていない事ってよくありますわ。
今すぐに、アルマジロを書きなさいと言われても。。。????って
な具合で、「たしかこんなカタチだったような。。。」と不安になります。。。。(^^ゞ
Commented by YuccaR at 2010-10-04 19:21
昨日から何回か訪問して、お忙しいか、お疲れかな?と。いの一番に真っ白なヒガンバナです。見事に写ってますね~。私もアップしようと思ってたけれど、遠慮しようかな、と言うくらいの迫力。雨の中のアクセスビューの方々との交流の様子は、まるで、一緒に参加しているような、雨の匂い、鳥の声まで感じる報告記です。みなさんにこうやって伝えることの大事さをも感じます。
Commented by kaede-natural at 2010-10-04 21:39
視覚障害の方は不便なことももちろんあると思いますが、
私たちが気がつかないことに気づいたり、感じたりする力というのは
とても優れているんでしょうね。
それってある意味羨ましいことなのかもしれないなぁ・・・。
Commented by nobukoueda at 2010-10-04 23:35
>woodstoveさま
 しょうすけさまいつもありがとう。
私はアルマジロがどんなのかも思い出せませんよ。
もし見えたとして・・・それをどんなものかコトバで人に伝えることは・・・とても不安です^^;
でもそんなにすべてでなくてもいいようでした。
Commented by nobukoueda at 2010-10-04 23:37
>Yuccarさま
 わざわざ植物園まで来ていただいて本当にありがとうございました。でも何もゆっくりお話もせず本当にすみませんでした。いろいろな方と歩いてとっても得るもの多かったです。
Commented by nobukoueda at 2010-10-04 23:41
>kaedeさま
 視覚障害の方たちがもっと普通に町に出て買い物したり、美術館やいろいろなところに一人で出かけてもすぐそばの方が素然に話しかけてサポートしたりできたらですね。声かけるのって勇気要るけどもっといろいろ交流できる場が自然にあったらと思いますね。
こちらの感性も刺激されますね。
Commented by emilia2005 at 2010-10-05 00:26
白い彼岸花って珍しいですね。
紅色より何か神々しい雰囲気があるような気がします。
視覚が劣ると、ほかの感覚(臭覚とか聴覚)で補おうとして
その感覚が研ぎ澄まされていくんですね。
私も見ているようで全く見ていなかったりすることが多いです。
特にデジカメになってからは、撮ることばかりに集中して
大事なことを見落としていますね。反省
Commented by nobukoueda at 2010-10-05 07:38
>emiliaさま
 京都も秋に突入。といってもまだ紅葉に早いですけど、なかなか普通には白い彼岸花見ることできませんが植物園には赤と白と黄色がありましたよ。
 確かに崇高な感じありますよね。
視覚障害の方の記憶や感覚は見るという視力以外の領域がすごいようです。驚くほどそのときの情景を記憶されていることがあってびっくりです。
 確かにデジカメでとったら見ずにに終わり、なんてことよくありますよね。私も反省^^;
Commented by at 2010-10-05 22:18 x
あぁ、良いですねーー。
nobukoさんの文章を読んだだけでも、五感に伝わってくる感じですね。
雨のにおいすら、優しくサポートしてくれているようです。
白い彼岸花も初めて知りました。

次回のルーシーリー展、素敵じゃないですか!
まさに、目だけでなく、手や肌で感じる作品たちは、
このイベントにピッタリですね。
これこそ行きたいですねー。

Commented by petapeta_adeliae at 2010-10-05 23:42
白い彼岸花は初めて見ました。自分に無い控えめ・無垢な
ところがステキです。

女性客の多いお店だと、いくつかの中から2つをチョイスって
よくありますよね。そう言えば、オーダーがなかなか決められない
友達がいて、お店の人も何度も行ったり来たりするので、
思わず優しく「やだぁ最後の晩餐じゃないから・・・」
と促している自分がいます(笑)

視覚障害者は心の目で見ていると言いますよね。健常者以上に
優れた感性を持っている場合が多く、ハッとさせられます。
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