井上廣子展 ギャラリーヒルゲート 京都
今、京都の寺町三条上がったところのギャラリーヒルゲートさんでドイツにアトリエのある井上廣子さんの個展が行われている。
昨日は午後から彼女のレクチャーがあり、作品についてスライドとともにお話を伺った。
彼女は今、色々な窓を写真に撮っている。
が、それはただの窓ではなく、精神病院や少年院の窓である。その中から外へ通じる窓を撮る。
私の忘れられない窓、それはポーランドのアウシュビッツの収容所の窓、そこに立ちすくんだことが思い出され涙がながれた。
私は日本で初めてとても共感できる美術家にであった気がした。
彼女は現代社会の中での人間存在の意味を問い続け、社会へのメッセージのある作品を作り続けている。
昨夜遅くまで色々なお話を伺い未だ私の中に熱いものが残っている。
展覧会は21日まで
Inside ーOut
むこうの光
by nobukoueda | 2010-02-14 22:51 | Trackback | Comments(8)
ものかもしれません。
良い展覧会のようです。
共感できるアーティストとの出会い、嬉しいですね。
コメント有り難うございました。
すごい行動力のあるすばらしい方でした。
以前の越後トリエンナーレにも参加されていたようです。ドイツの美術はなんだかとっても惹かれます。
とても刺激になりました。
日本からみるとヨーロッパの窓やドアはそれだけで一つ一つすてきなデザインですし、窓べは美しくレイアウトされてひきつけられますよね。私もよくとりました。
でもそこに光や造形的な美しさだけでなく他の意味が含まれているとしたら、又、もっと人の心を動かしました。自分が消え入りそうに小さく思えました。がんばっている女性がいるとまだまだもっとしっかりしなくてはという思いでいっぱいになります。
私もエミリアさんに出会えて外国でしっかり子育てしていろいろ勉強されてすごいと〜とてもうれしく誇りにおもいます。ほんと!よ。(^^)
私もスライド見せてくださって理解しました。昨年のトリエンナーレではとても大好きな富山妙子さんという方も今までのたくさんの作品だされているとあとでわかりとても残念でした。ぜひ一度行かねばですね。
いつもは火曜日からだけど今回だけ水曜日からだったからね。素敵な方でしたよ。